富士山~沼津へ | オジ記

富士山~沼津へ

一昨日、朝9:00


突如、「富士山を見に行く」ことに


下の息子と衆議一決、一路東名高速に。


海老名SAでポルトガルのメロンパンを購入、


御殿場・裾野で雪化粧まだきの冨士の勇姿を横目に見つつ、


沼津の千本浜公園に到着。


背後に冨士を見ながら、一面の砂浜にて、


冬の一日を、息子とただひたすら海を見ていた。


小一時間ほどで、それにも飽きたので、


二人で、千本浜にある


『若山牧水記念館』に立ち寄る。


男高橋はホットミルクティ、小学3年の息子は、餅2個いりのお汁粉を。


思えばこの沼津の千本浜は、29年ぶりであった。


高校2年の頃、友人Mと二人して、三島からこの沼津へ、


井上靖の文学の旅をして以来であった。


往年の文学少年のひたぶる感傷の、小旅行ではあった。




ちなみに、「友人M」とは、男の子である。


相手が「男の子」であることが、悲しいのか、いじらしいのかは、判然としない。


とにもかくにも懐かしい青春の一こまであったことは間違いない。



『若山牧水記念館』で、10枚一組¥500の絵葉書を購入。



その中で気に入った歌を以下掲載する。



   山に来てほのかにおもふたそがれの


   街にのこせしわが靴の音




牧水記念館の書斎跡に残った、徳利とぐい飲みが、


在りし日の詩人を偲ばせていた。